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ハーブの神様 林真一郎 インタビュー
第1回(全4回)
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林真一郎
ハーブの神様  林 真一郎
ソフィアフィトセラピーカレッジ代表、主任講師。
グリーンフラスコ代表。薬剤師・臨床検査技師。

医師・鍼灸マッサージ師・助産師・薬剤師などとネットワークを作り、情報交換を行いながらホリスティック医療としてのアロマセラピーやハーブ療法の普及に取り組んでいる。各地講演、著書多数。

1959年9月 東京生まれ
1982年3月 東邦大学薬学部薬学科卒業
1985年12月 グリーンフラスコ 株式会社設立
1994年9月 ハーブショップ グリーンフラスコ自由が丘店開設
2001年10月 グリーンフラスコ研究所開設
2006年1月 株式会社 ソフィアハーモニー設立
2006年4月 ソフィアフィトセラピーカレッジ開校


きっかけは「カモミール」。人間の飲むもんじゃないと思った。
藤浪
今やアロマを含め、メディカルハーブの第一人者である林真一郎先生は「ハーブの神様」と言われるほどご高名ですが、フィトテラピーの世界に最初に興味をもたれたきっかけを教えていただけますか?
この世界に入ったきっかけ?はね・・・ハーブティー。コーヒー、紅茶が好きで、ハーブティーがあるっていうのを聞いてカモミールを飲んだの。それが入口でしたね。
藤浪
カモミールですか。飲んでみていかがでしたか?
林真一郎
とても人間の飲むものではないと思いました。見た目があせったというか・・・ 当時は日本で一ケ所ぐらいしかハーブの売り場がなくて、なんかドキドキしながら買いに行くんだけど、カモミールっていってもなんかね。 乾いたボロボロになった花で、ちょっとビックリしたって感じで、気持ち悪いなって思いましたね。
藤浪
(笑)あんまり良い印象はなかったということなのですね。
そん時は情報がなかったから。物語とかさ。歴史とかさ。ピーターラビットの話(※1)とかさ。そういう周辺の情報を調べて、現物をワクワクしながら買いに行って飲むみたいな世界だよね。
(※1)ピーターが食べ過ぎてお腹をこわした時、お母さんが寝るまでに飲ませてくれるというお話しが出てきます。
藤浪
それでどうされたんですか?
やっぱり奧が深くて面白いってことが分かって。薬用植物だから、薬学っていうのは薬用植物学の学問なんで、起源は。だから大学で学んだ薬学とすごいオーバーラップするなというのに気がついて。
藤浪
それは、おいくつぐらいの時ですか?
だから大学出て、すぐぐらいかな。
藤浪
その時は薬剤師さんとして働いていたのですね。
働いていて。新薬とかもすごいんだけど、ハーブも役立つなという感じですね。
藤浪
情報が無かったということは、独学でハーブのお勉強とかされたんですか?
そうそう。だけど結果としては資料だね。大学の時の教科書とか。だから今でも大学の時の資料がやっぱり一番役に立ってる。だから今でも持ってる。
藤浪
大学の時の教科書?すごいですね!私、全然ないですね(笑)。
ああ、ほんと(笑)

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薬局でなく、ハーブティールームを選んだのは、どうせなら「好きなこと」で苦労したほうがストレスないから・・・
藤浪
現在のグリーンフラスコ株式会社を設立されたのは大学を卒業した3年後なんですね。
そうだね。でも薬局を開設する予定だったから。そうそう。だから最初は薬局って感じだったんだよ。
藤浪
最初から薬局を開設しようと思っていらっしゃったんですね?
そうそう。調剤薬局。いわゆる外国のドラッグストアで、調剤している間にお客さんがハーブティーを飲んで待ってるっていうのを構想したわけね。
藤浪
あー、はいはい。外国にありますよね。
うん。でも、結局、厚生省がそれ駄目と。
藤浪
どうしてですか?
うん。薬局なら薬局。喫茶店なら喫茶店。真ん中に「壁」をつけるんなら許可してあげましょうっていう話で。そしたら単に薬局と喫茶店が並んでるだけじゃないみたいな話で(笑)。漫才だよね。
藤浪
そうですね(笑)。薬局で喫茶やっちゃ駄目なんですね。
24歳当時。コーヒーの神様 高島君子先生と24歳当時。コーヒーの神様 高島君子先生と
うん。要はなんて言うんだろうね。お役所だからね。片一方は保健所で、片一方は厚生省で。なにしろ前例がないということを認めないから。それ駄目ねって話で。だから喫茶のほうをあきらめるか、薬局のほうは薬を取り扱うのをあきらめるかってことになって。いっそのこと薬のほうをやめちゃった。
藤浪
そうだったんですねー。
うんうん。最初はだから飲食店経営許可だったんですよ。だからティールームだったの。お茶が出せて、棚があってハーブがあるみたいな話だったんだけど。
藤浪
でも薬剤師さんだと、どちらかというと普通ハーブティーのほうを捨てちゃいそうな感じがしますけどね。
そう……ね。
藤浪
なんか薬局のほうがハーブのティールームよりも、仕事として成り立っていけそうな気がしますが。
うーん。そうだね。若気の至りというか、計算してないというか。どっちみち苦労するから、どうせなら「好きなこと」で苦労したほうがストレスが少ないんじゃないかと思ったのかもしれない。
藤浪
やっぱり調剤よりも、ハーブとかのほうが好きだったということなんですね。
林 
そこだろうね。

続きは次回・・・
〜誰も来ない日もあった。エプロン姿でハーブティーを入れていた頃〜


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