ハンドケアボランティアの醍醐味とは

以前からボランティアに興味があった私は、ハンドケアセラピスト認定講座を受講した瞬間から「ハンドケアでボランティア活動がしたい」と感じました。そして迷わずインストラクター養成講座まで進み、2017年から講師としてハンドケアを伝える活動を始めました。

2018年4月、地元・長野で5名のメンバーとボランティアグループ「hands for you」を設立、以来、ハンドケアの普及とボランティア活動をしています。嬉しいことに私たちの活動に関心をお寄せいただく方が徐々に増え、メンバー数は20名に、活動の輪は県内各地に広がり複数のチームが発足、各チーム少しずつメンバーも増えて、それぞれのペースで活動を続けています。

定期的な施設訪問の一方、一期一会の場面も多々あります。初めての体験に緊張されるお年寄りは多く、緊張感が手を通して伝わってきます。でも、言葉をお掛けしながらハンドケアをしていくと、あっという間に緊張がゆるみ、距離が縮まるのを幾度となく経験しています。すると皆さん「気持ちいいねぇ」と笑顔になり、ちょっとおしゃべりになります。ハンドケアで血流が良くなって、ほんのり桜色になったご自身の手を見ながら「ありがとう」と満面の笑みを向けてくださいます。

1回1回はほんの20 分ほどの交流ですが、ハンドケアを行う私たちもとても満たされた気持ちになり、こうした交流をできることが嬉しくてたまりません。全国各地にハンドケアセラピストの輪が広がり、この素敵なコミュニケーションを体感していただけたら嬉しいです。

山本 真琴
山本 真琴

認定教室fructus*makomoko主催/ハンドケアマイスターインストラクター/ハンドケアインストラクター/フィトセラピーインストラクター

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