手へのタッチは、癒しと温もりを伝えてくれる

不安な時、悲しい時、緊張した時、だれかに手を握ってもらうと気持ちが落ち着いて、心が緩んでいく経験をされた方は多いと思います。

私とハンドケアとの出会いは本当に偶然でした。仕事を通じてフィトセラピーを知り、すぐに池田校長の著書『手のひらマッサージ』と出会いました。そして、心と体がリラックスし、脳から癒されるハンドケアに惹かれ、ハンドケアセラピスト認定講座を受講しました。当初は、仕事で関わるお客様へのサービスに…くらいのつもりでしたが、学ぶうちに楽しさが募り、気付けばインストラクターコースへ。ハンドケアのプロとしての知識や所作を学び、先生方や素晴らしい仲間たちと出会うこともできました。

ハンドケアの良さは、施術者が相手を思う心で触れて癒しをもたらすことです。そんな、人に幸せを届けるハンドケアセラピストを増やしていきたくて、現在私は地元でハンドケアセラピスト認定講座を定期開催しています。また、セラピスト向けの練習会、各種イベントや介護施設などでもハンドケアをしています。

相手と向き合い、丁寧にハンドケアをしていくと、最初は表情の固かった方も次第に笑顔になり、いつのまにか悩みを打ち明けてくださったり、リラックスして眠ってしまったりすることも。人は手に触れられて癒される、私は自信をもってそう言えます。

今は高齢者向けが主ですが、これからは若年層へもハンドケアを広げていきたいです。私自身、かつてはストレス耐性が低く、しんどい思いをしていたので、同じ思いを抱えている子どもや若者、心がお休みしている人の気持ちをハンドケアで少しでも和らげられたらと思っています。

柳田 裕子
柳田 裕子

ハンドケアインストラクター

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