野口 花琉実

野口 花琉実

Harumi Noguchi

  • 一般社団法人日本フィトセラピー協会理事
  • アロマビューティーコンサルタント
  • フィトセラピスト

ソニー(株)で秘書を務める中で、自分の心と身体の不調と向き合い植物療法に出会ったことで人生が大きく変る。

1994年グリーンフラスコアロマテラピースクール第1期生卒業後、植物療法の講師活動を始め、エステティック技術やフランスの医療現場で使われているリンパドレナージュの技術と、さらにDLM脈間療法習得。

エステティックサロン、産婦人科、皮膚科でのトリートメント経験も活かし、現在もサロンのセラピストとしてトリートメントを行いながら、大学や短大で兼任講師として植物療法の普及に努める。

またアロマビューティーコンサルタントとして、化粧品会社にトリートメント技術の提供や商品開発のコンサルティングなども行う。

講師メッセージ

いつでもどこでも植物は私たちの味方

幼い頃から体が弱く学校は休みがちで、体育の授業は見学ばかり。就職してからは、更にストレスが加わったことで体調は悪化し、多忙な毎日の中で病院通いが続きました。常に7種類以上の薬を飲み続けても、効果はでない。様々な健康食品やお祓いまで試すも効果はなく、精神的に落ち込みました。そんな時に出会ったのがフィトセラピー。寝る前にラベンダーの香りを嗅ぐことで少しずつグッスリ眠れる日が増えたり、ハーブティーを生活に取り入れているうちに様々な不調が少しずつ無くなっていきました。フィトセラピーを始めて3カ月くらい経った頃、職場の人が私の変化に気付き始めました。
「最近、何かいいことあった?」
「お肌がきれいになったね」
そんな声かけが増えると共に、それまで眉間にしわ寄せて仕事をしていた自分が、だんだん柔らかくなっていることに気づいたのです。これこそフィトセラピーの力だ、そう確信し当時はまだはしりであったフィトセラピーを学び、講師を始め施術者となって早25年。フィトセラピーを活かした施術が私の生業となり今に至ります。

ソフィアでお伝えしているフィトセラピーは、アロマやハーブを暮らしに取り入れる実践的なものですが、私自身はもう少し広く捉えていて、『フィトセラピー=自然界そのもの』と考えています。私達の祖先は、現代のような人工的な建造物ではなく、自然に抱かれ、自然に寄り添い、自然界にある環境に順応しそれを活かして生きてきました。何十万年もの間、遺伝子に刻まれた情報は自然界で暮らすこと。むしろ人工物に囲まれて暮らす今の暮らしは不自然であるともいえます。

私は現在東京在住ですが、なるべく時間を作って山や森に行きます。自然の中に身を置くことで、細胞一つ一つが再生するのを感じられるからです。自然界が私達の帰るところだということを身体で実感し癒されるます。しかし、いつでも必要なタイミングで山や森に行ける訳ではありませんし、身近なところに充分な自然があるとも限りません。夜中に一人でいる時に必要になることだってあるかもしれません。だからこそ、ソフィアでお伝えするフィトセラピーは、場所や時間に縛られず自然の癒しを受けられる素敵な技術なのです。植物が好きだから、自分が救われたから、フィトセラピーの素晴らしさを身をもって実感した私だから、植物の大いなる力を多くの方々にお伝えするのが、私の使命だと思っています。

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